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カテゴリ:東田直樹君

  • 東田直樹君の特集番組
    [ 2008-08-27 14:58 ]
  • 自閉症の僕が跳びはねる理由
    [ 2007-03-15 13:50 ]
  • 自閉症
    [ 2006-01-13 15:05 ]

東田直樹君の特集番組

 先日、ブログのコメント欄に以下のような書き込みを頂いた。

「東田直樹」君のテレビ

会話が出来ない自閉症少年「東田直樹」君のテレビのお知らせ
 8/30(土) テレビ東京(東京12チャンネル)系列 全国放送
 13:30~14:25
 ザ・ドキュメンタリー 「東田直樹特集」
前回(3/31)は衛星放送でしたが、今回は地上波です。
どなたでも見ることができます。
再放送ではなく、追加撮影+新編成です。

東田君は、小学館、朝日新聞社などから
11冊の本を出版しています。 


 と、このような内容。東田直樹(ひがしだなおき)君のことを僕が知ったのは、2年半ほど前。自閉症の彼は、当然人とのコミュニケーションは苦手だ。だけど、彼が唯一、心の声を表現することができる手段があった。それが、文章を書くと言うことだ。その文章には、自分が思っていることなど普段声にすることができない、様々なことが書かれている。彼のように、これほど多くの出版物を残している自閉症患者は大変めずらしい。
 彼の文章を読むと、他の自閉症患者が考え、望むことが見えてくる様な気がする。自閉症について、興味がある人も、無い人も、今度放送される番組を見てみて欲しい。彼の言葉は多くの人の心を動かす力があるから、きっとそこから何か感じれると思う。

 僕が心打たれた彼の詩を以下に記す。

 
 希望をください
 
 勝手気ままに見えるけど
 僕らはいつも一生懸命
 みんなと仲良くなれないけれど
 僕らはとても人が好き
 僕らのことを分かって下さい
 お願いだから
 僕らは信じていたいのです
 僕らにも
 みんなと同じ未来があると
   『この地球(ほし)にすんでいる僕の仲間たちへ』より


 彼について、以前書いた記事を読んでいただけると、より詳細が分かると思うので、興味がある方は↓をご覧下さい。

自閉症2006.1.13
自閉症の僕が跳びはねる理由2007.3.15


by ikkokukandesu | 2008-08-27 14:58 | 東田直樹君 | Trackback | Comments(0)

自閉症の僕が跳びはねる理由

 先日、東田直樹君の新しい本が出ていたので購入した(前に書いた、東田直樹君についてはこちら)名古屋あたりの書店では、売っているのを観たことがないので、僕が今まで買ったのは全て出版社の注文ではあった。
 買った本は、『自閉症の僕が跳びはねる理由』という本。


 筆者である東田直樹君は自閉症である。しかし、文章を書くことで自分の意志を相手に伝えることが出来るのだ。上記の本は、そんな彼への質問と答えをつづったもので、巻末には彼の小説も掲載されている。2冊買って、母へ1冊送ってあげた。彼の本を母に教えてあげてから、母の周りの人たちも彼の本を読み出したそうだ。
 本に掲載されている質問にはどういうのがあるかというと、
 
質問
 小さい子に言うような言葉使いの方がわかりやすいですか?

返答
 僕たちだって成長しているのに、いつまでたっても赤ちゃん扱いされます。
 あまりに僕たちの見かけが幼いからだと思いますが、赤ちゃん扱いされるたび僕はうんざりするのです。(中略)
 赤ちゃん扱いされるたびに、みじめな気持ちになり、僕たちには永遠に未来は訪れないようなきがします。
 本当の優しさというのは、相手の自尊心を傷つけないことだと思うのです。
   
   ※『自閉症の僕が跳びはねる理由より』

 この質問と返答は、この本の中で、僕の心に残った部分だ。確かに、僕たちは自閉症の方達に対して、わかりやすく丁寧に言おうとして、小さい子に話すような話し方で言ってしまいがちである。僕も、養護学校や、養護施設に行ったとき、このように話してしまったことがあったような気がする。それについては、猛烈に反省です。
 僕は、小中学校では身体障害者の同級生との生活を送ったことはあるが、身近では親兄弟親戚と皆健康に暮らしていたため、障害者に対する認識が疎かったと思う。そして、それは今でもそうであると思う。
 そんな僕が、しっかり身体障害者を知らないといけないと感じたのは、母の友人の息子がアスペルガーと診断されて、とても大変な日常を過ごしているということを知ってからである。でも、そうした生活の中にあっても、母の友人は全く悲観的になっておらず、すごく前向きに生活を送っている。そのことを知ったのが、数年前。だから、僕は数年前まで、恥ずかしながらアスペルガーという言葉も知らなかった。
 アスペルガーの息子さんは、自分がアスペルガーであることを悲観的にとらえることがあり、病気でもないのにそれが、病気だと思ってしまう。さらに、アスペルガーを知らない人には、彼はおかしな人に感じてしまうという悪循環。僕は軽度発達障害の子どもに勉強を教えていたことがあるが、やはり、何も知らない人には変に感じてしまう言動があったと思う。
 バリアフリーという言葉がある。これは現在、車いすやお年寄りも過ごしやすい環境という意味合いで使われ認識をしていると思う。しかし、本当のバリアフリーとは「自閉症やアスペルガーやその他の身体障害者の方も受け入れることが出来る社会」も含まなければいけないと思う。
 僕のこのブログをみて、一人でもそういう人が増えれば、社会ももっと変わっていくのではないかと思う次第である。(書いてみて思ったが、ちょっとえらそうに書いてしまった。。。)


  水たまり 手をさしのべて 皆越ゆる

by ikkokukandesu | 2007-03-15 13:50 | 東田直樹君 | Trackback | Comments(0)

自閉症

 昨年末、目から鱗が落ちるような感覚になった番組を見た。そこで取り上げられていたのは、東田直樹(ひがしだなおき)君という自閉症の子供についてだった。現在中学生の彼は、作家でもある。
 しかも、私も見習わなくてはならないと思うくらい、とてもきれいで純粋な文章を書いている。小学生低学年の頃の文章も驚くほどの文章力である。
 だが、文章がすばらしいから私は目から鱗となった訳ではない。感情をうまく表現できない自閉症と認知された少年が書いたことに驚いたのだ。私は以前から、自閉症の方は何をどうゆう風に考えているのだろうと思っていた。こちらが言ったことのいくつかに対しては、順応が出来る。ということは、こちらの言ったことはある程度理解が出来ているということである。しかし、それがどれほど理解できているかは私たちには分からない。そう思っていたときに、彼の存在を知った。
 彼のお母さんやその他関係者によって、筆談を覚え、PCを使えるまでに直樹君はなった。筆談を覚え、直樹君は自分の感情を書いていく。

 ぼくは 少しみんなとは ちがいます。
 そのことに さいしょに 気づいたのは
 ぼくが 三才のころでした。
 みんなは 自分の思ったことや
 やりたいことを 口ではなしているのに
 ぼくは どうやれば それが出来るのか
 ぜんぜん わかりません。
  『自閉というぼくの世界』より

 私は、これを目にしたとき、自分の今まで思っていた自閉症というものの考えが変わった。自閉症というのはうまく、心の交流が出来ないものだと思っていた。がしかし、直樹君の文章でそれは、見事に払拭された。

 ぼくは どうやれば それができるのか
 ぜんぜん わかりません。

 このことに全てが集約されているように思う。自閉症の人たちはきっと、私たちが理解できないだけで、すごくいろんな事を考えていて、そして、いっぱい思いを馳せているのだと思う。ただ、それを私たちが理解する方法を得ていないが為に彼らを自閉症といっている。だが、彼らを理解できない私たちこそが彼らにとっては自閉症ともいえるのではないだろうか。
 直樹君の場合は、筆談という方法で自分の心を表現することが出来た。全てのことに通ずることだが、人は心のやりとりが必要な生き物である。自閉症や、アスペルガーと認知された人たちに関して、私たちはあまりにも無恥すぎる。これは、同じ心を持つ人間として恥ずかしいことだと思う。もっと、彼らのことを知識の中で得ていれば、もっと、障害を持つ方達と分かち合うことが出来るはずだ。
 年末に東田直樹君の書いた本を全て買った。どれを読んでもすごく良い作品だと思う。こんな、作品を出せるまでに彼を育てた両親はもっとすごいと思う。これからも、どんどん良い作品を出していって欲しい。

 
 希望をください
 
 勝手気ままに見えるけど
 僕らはいつも一生懸命
 みんなと仲良くなれないけれど
 僕らはとても人が好き
 僕らのことを分かって下さい
 お願いだから
 僕らは信じていたいのです
 僕らにも
 みんなと同じ未来があると
  『この地球(ほし)にすんでいる僕の仲間たちへ』より


 皆々に 多大の希望と 多岐の未来


東田直樹君の記事
『この地球にすんでいる僕の仲間たちへ』(エスコアール)
『自閉症というぼくの世界』(エスコアール)
上記二冊の詳細はこちら
『勇気はおいしいはず』(小学館)
『みんなの知らない海の音』(朝日新聞社)


 

by ikkokukandesu | 2006-01-13 15:05 | 東田直樹君 | Trackback | Comments(0)